How to choose your businessbag
2005.9.25更新
 皆さん、ビジネスバックはどうお選びでしょうか。 お店頭にはたくさんの種類のビジネスバッグが売っていて、どれを選んでいいのか分からなくなってしまいませんか。 ましてや就職活動をはじめる人や、新入社員の方など、仕事でどんなシチュエーションが待ち構えているか イメージしにくい場合は、バッグ選びが難しいと思います。 ここでは、管理者の独断によるビジネスバック選びを紹介します。バックを選んでいる人がいたら参考にしてください。

 突き詰めた話をすれば、ものを入れられるしっかりしたものであれば、何でもいいわけです。 しかし、そこに機能性を取り入れることで、ちょっとした不満を一掃できることもありますし、 自分の信念から選んだものは大切に使いたくなります。 プレゼントでも、こうした理由から選ばれた製品というのは大事にしたくなります。

 自分は、次の項目を基準にビジネスバッグを選びます。 なお以下の基準に満たないものを消していくと、店頭にはそう多くのモデルは残らないと思います。 私の場合は、「ここまで絞りこめばあとは好みで選べる」と思っているので、選ぶのが簡単になるという利点もあります。
1.バックの中身が一目瞭然であること
2.中身が入っていてもバック自体が自立すること
3.外面ポケットにほこりが入らないこと
4.把手(とって)が本体に固定されていること
5.内側ポケットの配置
この5項目です。それぞれ理由がありますので、詳細は各項目の解説文を見てください。
お気に入りのビジネスバッグ
キクチタケオのビジネスバッグ
お気に入りのビジネスバッグ

1.バックの中身が一目瞭然であること

ガバッと開くビジネスバック
 これは多くの人が取り入れる選択基準ではないでしょうか。 使いやすさに直結します。また、中身が見やすいことだけでなく、 一発でガバッと開けられること、取り出しやすいことが重要です。 ビジネスシーンでは、営業先で書類などを相手に渡す際に素早く行動できることで、非常にスマートに見えます。
 個人的な使用だけなら凝ったものでお洒落にキメても問題ありませんが、 「入れる・運ぶ・出す」ことがメインであるバックでは、この点がシンプルなほうが長く使っていけるものです。
 

2.中身が入っていてもバッグが自立すること

底がカッチリした造り。
重いものが入っていても自立する。
 他のバックもそうですが、ビジネスバックというものはいつも手に持っていられるものではありません。 手に持っているのは、実に移動中だけなのです。

 ビジネスシーンでは、必ずしもバックを寝かせておける状況があるわけではありません。 立ちながら営業先で相手に書類を渡し、かつ書類の説明をしているとき、自立しないバックをどうしますか。 多くは足に挟んだり寄りかけさせたりして、何とかしのいでいるのではないでしょうか。
 また、混雑した電車・バスなどで足元に置く場合も、バックが自立することは非常に使い勝手がよいものです。

 なおここで注意ですが、店頭で売られているバックが自立するのは当たり前です。 店頭では詰め物によって形を整えられて売られているのが普通で、一見みんな立つように見えます。 手元で見てみることで判断できるかと思います。この点をチェックしましょう。
(1) 底面は十分な強度があり、カッチリした造りをしているか。
(2) バックの中に傾いた重いものが入っていても、バックが倒れないか。
 

3.外面ポケットにほこりが入らないこと

外面ポケットはチャックつき。
 この部分は、頻繁に出し入れする小物を収納するのに適した場所です。 またデザインに直結する「バックの顔」ですし、個人の好き嫌いを左右するポイントだと思います。 基本的に好きに選んでもらっていいのですが、私は以下のような構造は避けるようにしています。 それは「外側ポケットに、チャックやフラップ(フタ)がないもの」です。


 バック外側に、書類・ノートをサッと入れられる幅の薄いポケットがあるものをよく見かけます。 チャックやフラップがないことは素早く取り出すことには長けていますが、底にゴミがたまりやすいのです。 またポケットは使っていくうちに外側の生地が伸びて、だらしなく前方に開いてしまうことが少なくありません。 この点も、チャックやフラップがあることで未然に防ぐことができます。
 

4.把手(とって)が本体に固定されていること

把手がバッグ本体に固定されている。
電車の網棚に上げるときに便利。
 この部分は、バックの持ち運びやすさを左右し、またデザインにも大きく関わるポイントです。 この構造に持ちやすさを取り入れることは言うまでもありませんね。 長いこと重いものを入れて持っていても、「手が痛くならないこと」は、選ぶ基準としてポピュラーです。 最近のバックは、多くがこのようなことを考慮しているようで、あまりにひどいものは少なくなってきています。
 管理者の選びかたとしては、「把手がバック本体に固定されていること」が挙がります。 把手は、多くのモデルが可動式で、ただ単に柔らかいものや、簡単に折りたたまれて本体に収まるような構造をしているものがほとんどなのです。


 左下の写真は、空中に手だけでバックを維持している様子です。 把手が本体に固定されていることで、力任せな扱いがしやすくなります。 例えば電車の網棚。手を添えることなく、バックを持ったその手だけで乗せることができます。 変にブラブラしないので、持ち運びもスマートです。
 

5.内側ポケットの配置

最終的な使い勝手を決定。
 収納に関わりますが、外からは見えないのでデザインには影響しない部分です。 そのかわりポケットが充実していることで使いやすさに違いが出ます。 このごろは携帯電話を入れるポケットが標準装備されているものもめずらしくありません。 バックに携帯を入れる人は取り出しやすいか、他のものを入れても目に留まりやすいか確認しましょう。

 また、書類など大きなものを取り出す際、内側ポケットの構造が邪魔にならないかが重要です。 外側と違って、今度はチャックやフラップはほとんど必要ありません。 特にフラップは取り出す際の引っかかりを誘発するので注意が必要です。 展示品は大丈夫そうでも長く使うとどうなるかを考えましょう。

 どうだったでしょうか。少しは参考になったでしょうか。 要所要所で言ったことは「長い目でみること」です。 お店に売られているバックは、リユーズを買わない限り新品です。

 布や革などの生地は伸びたりしないか、あるいは伸びても大丈夫か。 新品はきちんとしている内側ポケットのフラップは、手でつまんでいるうちに反り返って引っかからないか。 素材の劣化、変色は大丈夫か。 …など、挙げればキリのないわけですが、買ったあとに後悔はしたくありませんよね。 なおここではビジネスバック選びに欠かせない「大きさ」とか「メインの素材」には触れていません。

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