電車に乗る前に、ドアの前に並びますよね。このときの行動が結構
「ミソ」です。
まず、自分がいつも乗る電車が、何ドアなのか、座席数はいくつかを把握して行動することで、
その後にかなりの影響が出ます。
敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。
例えば4ドアで長い座席7人、短い座席3人だとしましょう。
このとき左右端のドアにあたる二つは、中央の二つのドアと比べて確率的に座れる可能性が
若干低くなります。
すべての座席が空いていたとすると、左右のドアは13人、中央2つは14人座れることになるからです。
また、優先席への配慮を考えても、左右のドアは遠慮したいところですね。
さて、中央のドアに並んだ状態で、自分が座りやすいか座りにくいかを考えてみます。
電車待ちの列が2列の場合、7行以上後ろにいると座りにくい計算になります。
どうでしょうか?
意外に後ろのほうに並んでいても座れる可能性が高いことがわかるかと思います(3列の場合は5行がデッドライン)。
戦には流れがある。
また、電車が到着してドアが開いたときの行動にも注意が必要で、このときに落ち着いて
「流れ」を見ることです。
並んでいた集団は、皆が皆、均等に左右に分かれるわけではありません。
特に、集団の中に知り合いとおぼしき
グループが並んでいるときは注意しましょう。
大概の場合、左右どちらかにその仲間が一緒に動くはずです。この流れを見逃してはいけません。
さらに無意識の中に集団心理があるのか、
グループではなくても、つられて集団がどちらかに片寄ることもあります。
迅速にそれらを判断し、人が少ないほうに分かれましょう。
まだ油断してはいけません。
左右どちらかに分かれたあと、空いている席を目指して座るのは言うまでもありませんが、
むやみにドアの近くに座ろうとしないことです。
どこに座るかは列に並んで待っている状態で決めておきます。
どういうわけか人はドア近くに座りたがります。
最前列にいた人がドア近くの席…と順に考えていくと、並んでいた位置から自分が座るべき位置が割り出せます。
左右どちらに片寄るかを考えながら、その席を一直線に目指しましょう。
経験上、列でほどほど前方にいたのに座れなかった原因は、
「目移り」にあります。
いくつも空いているのにどれも空いていない状況になってしまい、結局座れなかった、というものです。
鉄則3:用意周到に計算し、かつ目的を貫くことだけを考えるのだ。
それでは、次のステージへ。